不妊手術、石川県で推定126人 旧優生保護法下

 旧優生保護法(1948〜96年)の下で、知的障害などを理由に不妊手術が繰り返された問題で、石川県は21日、県内で計126人に手術が行われたと推定されると発表した。手術の適否を判断する優生保護審査会の資料などから確認したとしている。

 石川県によると、これまで70、73、76、77、78各年度の審査会の記録と手術費用の支払いに関する文書、60〜73年度の手術実施台帳を確認。これらの記録や文書などを調査した結果、計144人が審査会の対象となり、うち126人に手術を実施した可能性がある。

 126人の内訳は男性7人、女性73人で46人が性別不明。


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