2018年5月20日 16:05 | 無料公開
雅楽の調べとともに扉が開かれた国宝「唐門」=20日、京都市の西本願寺
京都市下京区の世界遺産・西本願寺で20日、国宝「唐門」の修復が6月から始まるのを前に、作業前最後の開門が行われた。2022年3月まで、檜皮ぶきの屋根をふき替えるほか、金箔、彩色部分などを補修する。
正午すぎ、雅楽の調べとともに扉がゆっくりと開き、観光客らが写真撮影を楽しみながら門をくぐった。
唐門は桃山時代に建てられ、高さ約8・7メートル、幅約5・4メートル。彫刻の見事さに時を忘れて見入るとして「日暮らし門」とも呼ばれる。1983年以来閉じられたままだったが、昨年5月21日、34年ぶりに一日限りで開門された。