2018年5月18日 11:19 | 無料公開
水俣病被害者・支援者連絡会側(右)に回答を渡すチッソの担当者=18日午前、熊本県水俣市
水俣病の原因企業チッソは18日、後藤舜吉社長が「水俣病特別措置法の救済は終わっている」と発言した問題で、撤回や早期辞任を求めた水俣病被害者・支援者連絡会の抗議文に対し、「言葉足らずを深く反省し、不安と不快の念を与えた発言を撤回する」との後藤氏の回答書を出した。
同社の担当者が、熊本県水俣市にあるチッソ水俣本部で連絡会の人々と面会して交付した。
後藤氏の発言は、水俣病の公式確認から62年となった今月1日、犠牲者慰霊式の後で報道陣に語ったもの。チッソの事業を継いだ子会社JNCの早期上場にも意欲を見せた。