適性評価受けたのは1万8千人 特定秘密保護法、17年報告書

 政府は18日の閣議で、2017年の特定秘密保護法の運用状況に関する報告書を決定した。秘密を扱う公務員らの身辺を調べる「適性評価」を受けたのは1万8007人で、3人が拒んだ。運用状況を検証する内閣府の独立公文書管理監が防衛省の特定秘密1件について指定の在り方に問題があると是正を求めたことも明記。同省はそれに従って改善した。

 報告書によると、特定秘密の件数は17年末時点で517件。17年中に39件が加わり、9件が解除された。特定秘密が記録された行政文書は17年末時点で14機関の38万3733点で、16年末から5万7550点増えた。


  • LINEで送る