中国の住宅価格上昇58都市に 4月、購入抑制策の効果は限定的

 【北京共同】中国国家統計局が16日発表した4月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち58都市で前月に比べて上昇した。上昇した都市は3月と比べて3都市増えた。

 下落したのは10都市で、前月と同じだった。各地方政府は、住宅価格の高騰を抑えるために購入抑制策を強化しているが、効果は限定的のようだ。2都市は横ばいだった。

 70都市のうち、上昇率が最も高かったのは遼寧省丹東で、前月と比べて2・0%上昇した。隣接する北朝鮮との経済交流が活発化するとの思惑から、先回りして不動産を購入する動きが出ているためだ。


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