航空機の補助金紛争、EU敗訴 米、報復措置も

 【ワシントン共同】米国と欧州の大手航空機メーカーへの補助金を巡る通商紛争で、世界貿易機関(WTO)の紛争処理手続きの「最終審」に当たる上級委員会は15日、欧州のエアバスに対する補助金継続はWTO協定違反と認定した。上級委の判断が確定すれば、米国は報復措置を発動することができる。

 米欧の紛争を巡っては、米ボーイングに対する補助金が協定違反だとして欧州連合(EU)も訴えている。WTOは2017年にEUの主張をほぼ退けており、欧州側は不利な状況に追い込まれた。


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