大手銀4グループが増益 海外けん引、国内は低迷

 三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行5グループの2018年3月期連結決算が15日出そろった。堅調な海外事業がけん引役となり、みずほフィナンシャルグループを除く4社が増益となった。一方、日銀の大規模な金融緩和策に伴う低金利の長期化で、国内の稼ぐ力は低迷が顕著になっている。

 5グループの純利益合計は、前期比6・8%増の2兆6908億円で、4年ぶりに増加に転じた。本業のもうけを示す実質業務純益は、5グループの傘下銀行の合計が19・4%減の2兆394億円だった。

 三菱UFJの純利益は6・8%増の9896億円だった。


  • LINEで送る