自民、高プロ修正に前向き 維新、適用撤回規定を要求

 安倍晋三首相が今国会の最重要課題と位置付ける働き方改革関連法案を巡り、自民党は15日、日本維新の会の求めに応じ、焦点の「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の一部修正を前向きに検討する方向で調整に入った。自民幹部が同日「方向性としては同じだ」と述べた。

 高プロは一部専門職を労働時間規制の対象から外す制度。自民と維新は法案の修正協議を始めており、維新は、本人が同意して適用した後でも、撤回できる規定を法案に盛り込みたい考え。会期内成立を目指す自民にも、野党側に歩み寄り、幅広く賛同を得る狙いがある。


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