2018年5月15日 18:30 | 無料公開
日銀の黒田東彦総裁は15日の衆院決算行政監視委員会で、2%の物価上昇目標の達成前に長期金利を0%程度に抑える現行の金融緩和策を修正する可能性を示唆した。長期金利の操作目標は「2%の物価安定目標の達成まで何があっても死守するというものではないと思う」と述べた。
黒田氏は、最近の生鮮食品を除く消費者物価指数が前年同月比1%近辺にとどまり、2%目標にはかなり距離があるとも指摘し「当面、操作目標を動かすことは全く考えられないと思う」と強調した。国民民主党の今井雅人氏への答弁。