子宮頸がんワクチンに効果 若い女性の病変リスク減

 15〜26歳の女性が子宮頸がんワクチンを接種することで、がんになる前段階の「前がん性病変」になるリスクが下がるとの調査結果を医療の科学的根拠を評価する国際組織「コクラン共同計画」が15日までに発表した。世界各国の複数の臨床研究を分析した。

 ワクチンを巡っては、接種後に全身の痛みなどを訴える例が相次いだため、国は接種の積極的な呼び掛けを中止。一方で日本産科婦人科学会などは再開を求めている。コクランジャパンの森臨太郎代表は「結果は副作用を否定するものではない。だが、ワクチンを推進する根拠の一つとなる」と話している。


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