サドル師派、優勢保ち第1勢力へ イラク総選挙

 【イスタンブール共同】12日実施されたイラク国会選挙(総選挙)で、選挙管理委員会は14日夜、国内18州のうち6州の暫定的な票集計結果を追加発表した。前夜発表した10州の結果と合わせ、イスラム教シーア派有力指導者サドル師の政党連合が優勢を保ち、第1勢力になる見通しが強まった。

 選管は近く、残り2州の結果と、各政党連合の配分議席数を発表したいとしている。単独過半数の議席を得る政党連合が出ないのは確実で、今後連立交渉が行われるが、難航するとみられる。

 総選挙は、昨年末にイラク政府が国内のIS掃討完了を宣言してから初めて。


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