大飯原発4号機がフル稼働へ 6月上旬、営業運転の見込み

 再稼働した関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)は14日、出力がフル稼働状態になる。今後の原子力規制委員会による最終検査で問題がなければ、6月上旬に営業運転へ移行する。

 関電は今月9日に大飯4号機の原子炉を起動。10日夕、蒸気発生器の水位低下を知らせる警報が出たが、水位に異常は見つからなかった。

 関電は誤作動と判断して原子炉の出力を上昇させ、予定通り11日から発電と送電を開始。その後も核分裂反応を抑えるため冷却水に入れてあるホウ素の濃度を低下させて出力を上げ、発電機のタービンへの蒸気量も増やしてきた。


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