2018年5月12日 10:19 | 無料公開
佐々木禎子さんの母校の広島市立幟町小にオープンした「のぼり平和資料室」=12日午前
広島市で被爆し折り鶴を作りながら12歳で亡くなった佐々木禎子さんの母校の市立幟町小(同市中区)で12日、遺品の折り鶴や禎子さんが写った卒業アルバムなどを展示する「のぼり平和資料室」がオープンした。
同校は爆心地から約1キロにあり、校舎は全壊、登校中に多くの児童が亡くなった。昨年夏、アルバムや戦争直後の青空教室の様子を撮影した写真が学校で見つかり、資料室の開設を決めた。
禎子さんの遺族側から寄贈されたセロハンの折り鶴などの資料約100点を展示し、禎子さんの物語や平和の尊さを伝える。
一般公開は事前予約制で、金曜日の午前9時から正午まで見学できる。