はしか流行、予防接種2回徹底へ 病院や保育園の対策強化、厚労省

厚労省で開かれた、はしかの予防接種に関しての専門家会議=11日午後

 沖縄県を中心にはしかの感染が広がっている問題を受けて、厚生労働省は11日、重症化しやすい妊婦や0歳児の感染を防ぐため、接触することの多い病院や保育園の職員に2回の予防接種を徹底する方針を決めた。近く自治体に通知するほか、本年度中にはしかの予防指針を改正する。

 はしかワクチンは、1歳と小学校入学前の計2回が定期接種の対象で、公費助成となる。国は接種率95%以上を目標とするが、特に2回目の接種率が低く、2016年度の集計では37都道府県で達成されなかった。


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