2018年5月11日 18:53 | 無料公開
9日、スイス・バーゼルで安楽死の前日に記者会見するグドール氏(AP=共同)
【シドニー共同】安楽死を希望していた104歳のオーストラリア人科学者が11日までに、渡航先のスイスで致死量の薬物を注射し死亡した。最後の食事に好物のフィッシュ&チップスとチーズケーキを取り、ベートーベンの「歓喜の歌」が流れる中、家族に見守られながら最期を迎えたという。AP通信などが伝えた。
オーストラリア西部パースにあるエディス・コワン大の研究者デービッド・グドール氏は、重大な病気を患っていたわけではなかったが、近年、運動能力や視力の低下から生活の質が下がり、人生を楽しめなくなったと感じ、自死を望むようになったという。