猫の作品集めた企画展開催、東京 あふれる愛情とユーモア

自身の作品「灯火」の前に立つおかべてつろうさん=東京都文京区の「ギャラリー アーモ」

 イラストレーターや漫画家らが手掛ける猫の絵や立体作品150点以上を集めた企画展「『ねこ画展』 ねこ画から生まれた愛おしい世界」が東京都文京区の「東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」で開かれている。猫と暮らす作者も多く、愛情とユーモアがあふれる猫の作品が並ぶ。

 ゆったりとしたBGMが流れるギャラリーに入ると、夫婦で活動するイラストレーター、漫画家の「ねこまき」さんのエリア。映画化される「ねことじいちゃん」の漫画パネルや、描き下ろしの「トラとミケ」など、“ほっこり”とした作風が目を引く。

 イラストレーター柴田ケイコさんの絵本「めがねこ」の挿絵は、猫用の眼鏡専門店主めがねこさんの、眼鏡をかけた人間のような表情が秀逸だ。

 イラストレーターおかべてつろうさんの作品「灯火」は、キャンドルを持つたくさんの猫たちが道を照らし出す絵の前で、来館者がキャンドルを手に記念写真を撮影できる。

 おかべさんは「猫のかわいらしいしぐさや表情を借りると、人を思う気持ちなどが伝えやすい」と猫の題材としての魅力を語った。

 出展作家の作品に自分で色付けできる塗り絵コーナーや、バッグ、タオルなどのグッズ販売スペースも充実。7月8日まで。当日券は高校生以上1300円など。


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