2018年5月9日 09:00 | 無料公開
寝ている間に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」(SAS)と、高血圧や糖尿病のリスクとの間に関連性があることが分かったと、京都大の陳和夫特定教授(呼吸器内科学)のチームが9日、国際学術誌電子版に発表した。
現段階では因果関係は不明としている。
チームは2013〜17年、男女計約7千人を対象に、睡眠の状態と生活習慣病との関係性などを調べた。
すると、SASがあると高血圧のリスクが高く、SASが重症なほどリスクも高いことが判明。
糖尿病は女性だけで関連性が認められ、閉経前の女性では、治療が必要とされる中等症以上のSASがあると、糖尿病のリスクが28倍だった。