メドベージェフ首相の続投承認 ロシア、内政・経済委任

7日、モスクワ・クレムリンでのプーチン・ロシア大統領の就任式に出席するメドベージェフ氏(左)(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシア下院は8日、メドベージェフ首相の続投を求めるプーチン大統領の提案を賛成多数で承認した。これを受け、プーチン氏が首相に任命した。通算4期目に入ったプーチン氏はメドベージェフ氏を重用し、経済や内政の具体策を政府に委ねる統治体制への移行を図っている。

 メドベージェフ氏は7日、副首相候補9人の名前を発表、同氏に近い人物の抜てきが目立った。同氏が副首相人事を発表したことも異例だ。

 プーチン氏は軍事や外交の指揮権を堅持。一方、経済・内政は7日の大統領令で実質賃金の上昇や貧困層の半減など6年間の任期の目標を示し、具体化は政府に任せる方針。


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