熱中症搬送は358人 消防庁が今年初の集計

 総務省消防庁は8日、熱中症で4月30日〜5月6日の1週間に救急搬送されたのは、全国で358人だったとの速報値を発表した。今後は気温が高くなっていくとして、小まめな水分補給などの対策を呼び掛けている。搬送者数の公表は今年初。

 集計によると、3週間以上の入院が必要な重症者は8人、短期入院が必要な中等症は96人だった。死亡者はいなかった。搬送者のうち、65歳以上が176人と半数近くを占めた。都道府県別では、埼玉が32人と最多で、東京の31人、愛知の24人が続いた。

 消防庁は9月末まで週単位で搬送者を集計し、原則として毎週火曜日にホームページで速報値を発表する。


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