食用藍で体重増抑制、四国大 生活習慣病に効果期待

食用藍による体重増加の抑制などの効果について発表する四国大の近藤真紀教授=7日、徳島市

 四国大(徳島市)の近藤真紀教授らの研究チームは7日、2型糖尿病のラットに食用藍の葉を与えた結果、体重増加の抑制や血糖値の正常化などの効果が出たと発表した。徳島県は藍の生産が盛ん。同教授は、食用藍によって「生活習慣病の予防などに効果が期待できる」としている。

 研究チームによると、2型糖尿病のラットに藍の葉を混ぜた餌と、混ぜない餌をそれぞれ10匹ずつ6週間与えると、藍を食べたラットはそうでないラットに比べ平均で約55グラム体重が軽かった。また、藍を食べたラットは血中脂質が減り、インスリン濃度が上昇した。脂肪肝の改善も見られた。


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