2018年5月7日 13:15 | 無料公開
「だるまちゃんとてんぐちゃん」「からすのパンやさん」など加古里子さんの絵本
戦後の児童文学に大きな功績を残し、「だるまちゃん」シリーズや科学絵本などで知られる絵本作家で、児童文化研究家の加古里子(かこ・さとし、本名中島哲=なかじま・さとし)さんが2日に死去していたことが7日、分かった。92歳。福井県出身。葬儀・告別式は親族で行った。
1948年東大工学部卒。昭和電工の研究所に勤める傍ら、川崎市の貧しい地域で社会事業(セツルメント)に加わり、子どもたちに手作りの紙芝居を演じた。それが「どろぼうがっこう」などの優れた絵本を生み、絵本作家の道へと歩んだ。
「だるまちゃん」シリーズなど、おおらかでユーモラスな作風で幅広い層に愛された。