岸田氏、総裁選の判断は閉会後 「信頼回復に集中」

 【ハノイ共同】自民党の岸田文雄政調会長は5日、9月の党総裁選対応を判断する時期に関し、6月20日の今国会閉会後になるとの見通しを示した。訪問先のベトナム・ハノイで同行記者団に対し、石破茂元幹事長も同様の方針を表明したことに触れ「今は国民の信頼回復に努め、後半国会の議論に集中するべきだ。総裁選への対応は、それから後にするべきだ」と述べた。

 安倍政権について「長期化で国際的な信頼を獲得し、経済的な安定も確保できている一方、飽きやおごり高ぶりを指摘する国民の声もある」と言及。自身の立候補は「政治の信頼回復が、今後どう変化していくか見ながら判断する」と説明した。


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