大型ベビーカー、電動容認を検討 歩道走行、保育士負担減で警察庁

保育園で多く使用されている、電動アシストのない手押しの大型ベビーカー=2017年

 電動アシスト付きベビーカーのうち、現行では歩道の通行が認められていない保育施設向けの6人用など大型タイプについて、歩道でも使用できるよう、警察庁が規制緩和を検討していることが1日、同庁などへの取材で分かった。普及すれば保育士の負担軽減が期待されるほか、自動ブレーキ機能で坂道などではより安全性が向上する可能性もある。

 電動付きではない大型タイプは、保育園などで「お散歩カー」と呼ばれて利用が広がっているが、重量が80キロを超えることもあるとされる。電動付きも普及することで、保育士の体力的な負担が減って子どもの見守りに集中でき、事故予防につながる可能性もある。


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