セクハラ、俳優が相談受け付けへ 演劇界被害「希望持ってほしい」

記者会見でセクハラ被害を明らかにした俳優の知乃さん=27日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 東京の劇団で団長を務める俳優の知乃さん(20)が27日、都内で記者会見し、高校時代に演出家からセクハラ被害を受けたと明らかにした。演出家は既に、事実と認めて謝罪。知乃さんは「演劇界で同様の被害を受けた俳優に希望を持ってほしい」と話し、被害者の相談を受け付ける活動を始めるとしている。

 知乃さんによると、2015年2月、モデルの仕事で知り合った演出家市原幹也氏から食事に誘われ、横浜市のカラオケ店でセクハラ行為を受けた。

 性被害を告発する「#MeToo」の動きが広がっていた昨年12月、被害を公表。市原氏は自身のホームページで「心当たりがある」として謝罪した。


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