大阪府も受動喫煙で厳格な条例 愛煙家の松井知事、消極一転

記者の質問に答える大阪府の松井一郎知事=27日午後、大阪府庁

 大阪府の松井一郎知事は27日、受動喫煙防止対策条例を制定し、政府提出法案より厳しい規制を設ける意向を表明した。自身は愛煙家で、これまで条例化に消極的だったが「健康をテーマに万博を誘致しているのに、知事が国の基準で十分と言うのは違うと、吉村洋文大阪市長から詰められた」と経緯を明かした。

 大阪府市は健康、長寿を主要テーマに2025年の国際博覧会(万博)誘致に取り組んでいる。吉村氏は26日、提出法案より厳格な対策を考えるべきだとしていた。

 喫煙を認めるケースでは、松井氏らは「店舗面積30平方メートル以下のバーやスナック」などへと厳格化する考え。


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