国際陸連、女子出場資格で新規定 男性ホルモン値高ければ制限

 【ジュネーブ共同】国際陸上競技連盟は26日、男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手の出場資格を制限する新規定を11月1日から導入すると発表した。競技力向上に大きく影響するテストステロンの値を薬などで基準以下に下げなければ、障害種目を含む女子の400メートル〜1マイルの種目で国際大会に出場できなくなる。

 国際陸連は「女子の区分に公平で有意義な競争を保証するため」と説明した。かつて性別に疑いの目を向けられたことがあるリオデジャネイロ五輪女子800メートル金メダルのキャスター・セメンヤ(南アフリカ)は、先天的にテストステロン値が高いとされる。


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