2018年4月26日 18:06 | 無料公開
チェルノブイリ原発から北に約50キロのウクライナ北部スラブチチで、事故処理に従事し、その後死亡した作業員の遺影を前に献花する女性=26日未明(共同)
【キエフ共同】旧ソ連ウクライナで1986年に起きたチェルノブイリ原発4号機の爆発事故から26日で32年を迎えた。原発の解体、廃炉の立案を行うチェルノブイリ原発のドミトリー・ステリマフ戦略計画部長(41)は共同通信に「原発の核燃料除去まで500年以上かける方策が現実的」との見通しを語った。
4号機は2016年11月に耐用100年の鋼鉄製シェルターで覆われた。ステリマフ氏によると原発解体に向けた第1段階となるシェルター内の電気配線やクレーンの設置、換気システム整備が年内に完了する予定だ。
26日には、首都キエフなどで事故犠牲者の追悼式典が行われた。