厚労省、子どもの医療データ活用 健康管理、疾病研究にも

 厚生労働省は25日、乳幼児健診や予防接種履歴といった子どもの医療データを集約し、個人の健康管理や疾病研究に活用するため、有識者検討会で議論を始めた。2018年度から各自治体での情報管理の電子化を進め、20年度からの運用を目指す。

 少子高齢化が進む中で厚労省は、介護が必要になったり寝たきりになったりせず日常生活を送る「健康寿命」の延伸を掲げる。その実現のため、医療情報を政策に生かす方針で、子どものデータ集約はその一環。乳幼児期の情報から生活習慣病といった将来の病気のリスク要因などを分析し、対策に役立てる。


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