北朝鮮船長ら強制送還へ 無人島の窃盗で有罪判決

北朝鮮船の船長ら2人の強制送還に向けた函館海上保安部の巡視艇による移送作業=25日午前、北海道函館市

 北海道松前町の無人島、松前小島で昨年11月、発電機などを盗んだとして有罪判決を受けた北朝鮮船の船長ら2人が25日、強制送還に向け収容先の札幌市内の入管施設を出発した。26日に羽田空港から出国し、中国・北京経由で北朝鮮に強制送還されるとみられる。

 関係者によると、強制送還されるのはカン・ミョンハク船長(45)と、結核のため札幌市内の病院に一時入院していた乗員。車で函館市に向かい、函館海上保安部の巡視艇で津軽海峡を渡った後、青森市から東京に車で移送される予定。他の乗員8人は2月に強制送還されていた。


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