陛下の決断に国民が理解 スウェーデン国王が会見

記者会見するスウェーデンのカール16世グスタフ国王夫妻=24日夜、東京都目黒区

 来日中のスウェーデンのカール16世グスタフ国王夫妻が24日夜、東京都内で記者会見し、来年4月末の天皇陛下の退位に関し、国王は「陛下自身が決めたことで、日本の国民がその決断に理解を示したのだと受け止めている」と話した。天皇、皇后両陛下と23日に夕食を共にした際も、退位が話題になったというが、具体的な内容は明かさなかった。

 スウェーデンは1979年、他の欧州王室に先駆けて、王位継承順位を男女問わず先に生まれた子の順とした。この王室改革について、国王は「王室は常に国民の求めに応じる形で存在してきた」と述べ、王室も社会の変化に応じて改革してきたとの考えを示した。


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