米輸入制限の影響まだ出ず 鉄鋼連盟会長

 日本鉄鋼連盟の進藤孝生会長(新日鉄住金社長)は24日の定例記者会見で、米国の鉄鋼輸入制限について「今のところ大変だという影響は出ていない」との認識を示した。中国や東南アジアの鉄鋼市況も「維持されており、下がっている状況ではない」と述べた。

 米国市場に関しては短期的な見通しとして「需要家は25%(の追加関税)を払っても高品質な日本製品を使っていただけるのではないか」とも話した。ただ、米国の措置が長期化した場合は「顧客がどう判断するか」と懸念をにじませた。


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