日本で職場セクハラ横行、と報告 米国務省

 【ワシントン共同】米国務省は20日、2017年版の人権報告書を発表し、日本の職場でセクハラが依然として横行していると明記した。日本の女性が職場での不平等な扱いに懸念を持ち続けているとも言及した。報告書は世界約200カ国が対象だが、米国は含めていない。

 報告書では、16年の女性の平均月収は男性の73%にとどまり、日本政府の調査に対し、働く女性の3割が職場でセクハラを受けたと訴えていると指摘。妊娠を機に雇用主から退職を強要されるケースもあると指摘した。

 国務省高官は「セクハラは日本だけでなく米国でも問題になっており、早急に解決する必要がある」と訴えた。


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