女性のための本屋が開店、東京 「小さな別荘に」

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ピンク色の表紙の本を集めたコーナー=東京都千代田区の「日比谷コテージ」

 東京・日比谷に「女性のための本屋」と銘打った「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE(日比谷コテージ)」がこの春、オープンした。店名には「女性たちにとって“東京の真ん中の小さな別荘(コテージ)”のような存在に」という意味が込められている。

 店を見回すと、ピンク色を使った表紙の本が並ぶコーナーや、リボンや鳥、花をあしらった写真撮影コーナーがあり、思わず「かわいい」と声に出したくなるような空間。本の分類の切り口も女性の生き方や働き方から喜怒哀楽の感情別、「春に読みたい本」「のんびりする本」などと独特だ。

 周辺には東京宝塚劇場などの劇場や映画館が多く、3月末には注目の複合施設「東京ミッドタウン日比谷」も開業。女性が集まる街であることから、運営会社が女性に特化したコンセプトを打ち出した。

 DVD、CDや雑貨、文房具のほか、生花販売大手の日比谷花壇とのコラボで生花のブーケも扱う。ロゴ、グッズのデザインや店内装飾などを女性クリエーターたちが手掛ける。

 店長はいくつかの有名書店で勤務経験がある花田菜々子さん。このほど、出会い系サイトで会った人たちに本を薦めまくった体験をつづった本を出版した。花田さんは「どんな女性が来ても『おっ』と思うものを置いて、(本との)出合いを提供したい。男性も、女性へのプレゼントに迷ったときに来てもらえれば」と話している。