2018年4月16日 19:07 | 無料公開
京都大のチームが発表した新しい人工皮膚=16日午後、京都市
血管の形成を促して、皮膚を早期、効果的に修復できる新しい人工皮膚「ペルナック Gプラス」を京都大のチームが開発し、国の製造承認を受けたと16日発表した。
やけどやけがで皮膚を失った人や、糖尿病性潰瘍で皮膚が欠損した患者らが対象で、来年1月から本格的に発売を開始する予定。
人工皮膚はコラーゲン、ゼラチンなどでできたシートで、血管の成長を促すタンパク質を含んだ液を使用前に散布する。
皮膚の欠損部に合わせて貼り付けると、タンパク質が1週間ほどかけて少しずつ患部に作用し、血流を再開、活発化させて皮膚修復を促進する。