血管成長促し皮膚修復、京大開発 国が製造承認

京都大のチームが発表した新しい人工皮膚=16日午後、京都市

 血管の形成を促して、皮膚を早期、効果的に修復できる新しい人工皮膚「ペルナック Gプラス」を京都大のチームが開発し、国の製造承認を受けたと16日発表した。

 やけどやけがで皮膚を失った人や、糖尿病性潰瘍で皮膚が欠損した患者らが対象で、来年1月から本格的に発売を開始する予定。

 人工皮膚はコラーゲン、ゼラチンなどでできたシートで、血管の成長を促すタンパク質を含んだ液を使用前に散布する。

 皮膚の欠損部に合わせて貼り付けると、タンパク質が1週間ほどかけて少しずつ患部に作用し、血流を再開、活発化させて皮膚修復を促進する。


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