マリモの阿寒湖で氷割り 遊覧船、春の航路づくり

阿寒湖の氷を割って航路をつくる遊覧船「ましゅう丸」。奥は雄阿寒岳=16日午前、北海道釧路市

 国の特別天然記念物マリモが生息する北海道釧路市の阿寒湖で16日、結氷のため運休している遊覧船「ましゅう丸」(188トン)が、湖面の氷を割って航路をつくる作業を本格的に始めた。

 運航する阿寒観光汽船(同市)によると、湖は例年、気温が氷点下15度近くになる12月下旬ごろに結氷し、氷の厚さは最大60〜80センチほどになる。

 今月21日から約1週間、観光客もましゅう丸に乗って「氷割り」を体験できる。ましゅう丸は5月1日から11月末まで、湖内のチュウルイ島にある「マリモ展示観察センター」や湖畔を約85分かけて巡る定期便として運航する。


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