豊島で新たに産廃152トン発見 香川県の追加調査で

新たに見つかったドラム缶とみられる金属塊(香川県提供)

 香川県は13日、不法投棄された産業廃棄物の撤去が完了したとしていた豊島(土庄町)で、新たにドラム缶とみられる金属塊10個と汚泥計約152トンが見つかったと発表した。県は12日から、発見しきれなかった産廃がないか追加調査していた。

 県によると、地表から約1・5メートル掘った地中で13日に見つかり、同日中に撤去した。一部には固形状の物が入っており、県は中身を詳しく調査して処理方法を検討する。

 記者会見した武本哲史廃棄物対策課長は「周辺の土壌に汚染がないので、当時は産廃がないと判断していた。残念だ」と話した。


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