射殺巡査「怒鳴られたから」 指導の巡査部長に不満か、滋賀

滋賀県警彦根署を出る、巡査の男を乗せた車両=12日午前11時25分

 滋賀県彦根市の河瀬駅前交番で県警彦根署の井本光巡査部長(41)が拳銃で撃たれ死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された同僚の巡査の男(19)が「怒鳴られたからやった」と供述していることが12日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、巡査は、指導役だった井本巡査部長への不満を述べる一方、「厳しかったが、きちんと指導してくれた」とも供述。2人は3月26日から交番で一緒に勤務しており、県警が動機を調べている。

 県警が交番に設置された防犯カメラを解析した結果、11日午後7時47分ごろ、井本巡査部長が机で執務中に突然前方に倒れた。


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