米消費者物価0・1%下落 3月、10カ月ぶり

 【ワシントン共同】米労働省が11日発表した3月の消費者物価指数(季節調整済み)は、前月比0・1%下落した。指数が下がったのは昨年5月以来、10カ月ぶり。ガソリンなどのエネルギー価格の下落が影響した。前年同月比(季節調整前)では2・4%上がった。

 米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は物価や雇用の動向を見極めて今後の利上げペースを判断する方針だ。

 前月比の品目別では、エネルギー価格は2・8%下がった。食品価格はわずかに上昇した。月ごとの変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0・2%上昇。前年同月比では2・1%上昇した。


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