大相撲、稀勢の里は状態上向き 12日に巡業合流

出稽古で立ち合いを確認する稀勢の里(右)=東京都葛飾区の東関部屋

 大相撲で、左大胸筋などの負傷により6場所連続休場中の横綱稀勢の里が11日、東京都葛飾区の東関部屋へ出稽古し、相撲は取らなかったが四股やすり足などに励んだ。「体の状態がようやく上向いてきたと感じる」と述べ、12日の埼玉県草加市での興行から春巡業に合流すると明言した。

 稀勢の里は所属する田子ノ浦部屋の三段目力士らを伴い、江戸川区にある同部屋からほど近い東関部屋へと出向いた。

 入念な基礎運動の他に、土俵の外では弟弟子を相手に立ち合いの動きを何度も繰り返した。全休した3月の春場所期間中から稽古やトレーニングを継続してきたそうで、明るい表情だった。


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