2018年4月11日 10:34 | 無料公開
【ニューデリー共同】アジア開発銀行(ADB、本部マニラ)は11日、2018年版「アジア経済見通し」を発表した。財政政策や金融政策を緩やかに引き締めることが見込まれる中国の国内総生産(GDP)成長率は17年の6・9%から、18年は6・6%、19年は6・4%に減速すると予測した。
一方、日本など一部先進国を除いたアジア太平洋地域全体の「成長見通しの下振れリスク」として、トランプ米政権の保護主義的な通商政策と中国などの報復の動きを指摘。こうした動きが強まれば、企業や消費者の心理を冷やし、貿易に打撃となる恐れがあると警告した。