米、シリアに共同軍事攻撃検討か 英仏参加も、後ろ盾ロシアに圧力

9日、ワシントンのホワイトハウスで報道陣を前に話すトランプ米大統領(UPI=共同)

 【ワシントン共同】シリア首都ダマスカス近郊での化学兵器使用疑惑を受け、トランプ米政権がアサド政権に対し、他の数カ国との共同軍事攻撃を検討している。ロイター通信が10日までに報じた。米紙ワシントン・ポストによると、フランスや英国なども攻撃に踏み切る可能性がある。米国はアサド政権の後ろ盾のロシアに圧力をかけるため、国際的な包囲網構築を急いでいるもようだ。

 トランプ大統領は単独での軍事行動も辞さない意向を示唆しているが、さらなる化学兵器使用を抑止するため、ロシアと対立する欧州の同盟国と共同行動を取ることで、攻撃の正当性を強化する狙いもありそうだ。


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