英女王をノーベル平和賞候補に 英連邦加盟国で推薦の動き広がる

 【ロンドン共同】英連邦の維持に尽力してきた英国のエリザベス女王(91)をノーベル平和賞に推薦しようとする動きが連邦加盟国内に広がっている。9日付の英紙デーリー・テレグラフが伝えた。

 英連邦は英帝国の旧植民地などで構成された自由な連合体で、インドやカナダ、オーストラリアなど英国を含む53カ国が加盟。女王がトップを務め、国際平和や人権尊重の促進を図り、外交のほか文化やスポーツなど幅広い分野で加盟国間の交流を深めてきた。

 同紙によると、即位した1952年から英連邦の維持に尽力してきた女王の功績を理由に、複数の加盟国の議員が推薦に向けて話し合いを進めている。


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