防衛分野「悪い方向」30% 北朝鮮へ懸念、内閣府調査

「防衛」を懸念する回答率

 内閣府が6日発表した「社会意識に関する世論調査」で、現在の日本で悪い方に向かっている分野(複数回答)に「防衛」を挙げた人が30・3%に上った。昨年の前回調査から2・1ポイント上がり、この設問が設けられた1998年以来、初めて30%を超えた。内閣府は、北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の軍備拡張など厳しい安全保障環境が影響した可能性があると分析している。

 調査は成人としていた対象について、昨年から18歳以上へ変更しており、数値の単純比較はできない。

 設問の回答でトップだったのは「国の財政」の35・3%。防衛は2位だった。


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