イラク武器回収へ作業部会設置 首相、国際会議で表明

 政府は5日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討終了後のイラク復興に関する国際会議を東京都内で開いた。安倍晋三首相はイラクで横行する武器の回収や、職業訓練の実施などイラク支援を具体化するため、日本が主導して国際的な作業部会を設置すると表明。イラクのアバディ首相も歓迎した。会議で両政府はイラク支援の重要性を訴えた文書を発表した。

 会議終了後、安倍首相はアバディ氏と官邸で会談し、関係強化で一致。イラクのかんがい施設整備などへ約350億円の円借款を供与すると伝達した。

 会議には米国や英国、世界銀行などの代表が参加した。


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