作家の新橋遊吉さんが死去 小説「八百長」で直木賞受賞

死去した新橋遊吉さん

 小説「八百長」で直木賞を受賞した作家の新橋遊吉(しんばし・ゆうきち、本名馬庭胖=まにわ・ゆたか)さんが2月17日午前5時10分、腎不全のため堺市の病院で死去していたことが5日、分かった。84歳。堺市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長女幸子(さちこ)さん。

 高校卒業後、職を転々としながら執筆活動に入った。同人誌に掲載された短編小説「八百長」で、1966年に直木賞を受賞した。「競馬放浪記」「馬券師街道」など、競馬を題材とした小説を数多く発表した。


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