タンパク質の投与で心機能改善 和歌山県立医科大チーム発表

  • LINEで送る

心不全を起こして拡張したマウスの心臓(左)と、インターフェロンを投与して拡張が収まり心機能が回復した心臓(和歌山県立医科大提供)

 心不全のマウスに、免疫調節や抗ウイルス作用を持つタンパク質「インターフェロン」を投与すると、低下した心機能が改善したと、和歌山県立医科大の近藤稔和教授(法医学)らのチームが4日、発表した。心不全の新たな治療法開発につなげたい、としている。

 インターフェロンは、感染症になった際に免疫細胞を活発に働かせる役割があるほか、抗腫瘍作用などもある。

 国内で心不全のため死亡する人は年間7万人以上。近藤教授は「副作用も見極めながら、心不全を起こす危険性の高い人に予防的に投与するなどの新たな治療法を提供できるよう研究を進めたい」としている。