コウノトリが福井で産卵 兵庫から来たつがい

つがいの雄と、雌が産んだ卵=4日、福井県越前市(福井県提供)

 福井県は4日、国の特別天然記念物コウノトリが同県越前市の飼育施設で産卵したと発表した。同県で産卵が確認されたのは今年初。2011年に兵庫県から来たつがいが産んだ。

 福井県によると、飼育員が4日午前11時半ごろ、飼育ケージ内の巣の中で卵1個を見つけた。今後1週間程度の間に、さらに4個ほど産む可能性があるという。順調にいけば、5月上旬ごろにふ化する見通し。

 つがいは20歳の雄と19歳の雌。東京都の多摩動物公園で生まれて兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)に移送され、福井県が同園から借り受けていた。


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