日報の重要性認識せず 陸自、報告遅れの一因か

 政府が「存在しない」としていた陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が一転見つかった問題で、1月に二つの部署から日報が存在するとの報告を受けた陸上幕僚監部総務課の担当者が、国会議員から資料要求を受けていた重要な文書だと認識していなかった可能性のあることが4日、防衛省関係者への取材で分かった。現場の担当者の認識の甘さも報告遅れの一因になったとみられ、防衛省はさらに経緯を調べる。

 自民、公明両党幹事長は日報問題を、11日に実施する衆院予算委員会の集中審議で取り上げる方針で一致した。


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