九大、けいれん副作用仕組み解明 てんかん薬動物実験

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 九州大大学院医学研究院の研究グループは、身ごもった雌のマウスに抗てんかん薬の一つ「バルプロ酸」(VPA)を投与する実験で、胎内のマウスの神経に副作用が生じて出生後にけいれんを起こしやすくなる仕組みを解明し、米学術誌オンライン版で3日発表した。

 てんかんは、情報伝達を担う神経細胞(ニューロン)が過剰に興奮し、けいれんなどの発作を繰り返す疾患。

 実験では、VPAを投与したマウスから生まれた子が、けいれんを起こしやすいことを確認。脳の海馬にありニューロンを生み出す神経幹細胞を調べると、ニューロンの動きに関わる遺伝子が少ないために異常が生じていることが分かった。